オープンソース」カテゴリーアーカイブ

GPXファイルの簡易表示


GPSログのファイルであるGPXファイルは、地図上に軌跡データとして表示することが多いと思います。一方で、単にある時刻にいた場所の緯度経度を知るためにGPXファイルを利用することがあり、その場合には地図表示は不要であり、無駄に処理を重くしている感があります。
そこで、GPXファイルの日付・時刻と緯度経度だけをサクッとテキスト表示するWebアプリを作成して公開しました。処理はすべてブラウザ上で行われるため高速です。

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YOLOv5への移行


Darknet YOLOv4を使って機械学習を始め、「深層学習による石造物の分類」以来、いくつかのブログ記事を書いてきました。1ヶ月ほど前にYOLOv5に移行したところ、予想を遥かに上回る良好な結果を得ることができましたので、簡単にYOLOv5を紹介します。
特筆すべき点は、

  • インストールが簡単(Pythonの環境があれば動作し、Visual Studioのような開発環境は不要)
  • 検出処理が高速で精度も高い

です。また、YOLOv5はGPU(CUDA)なしで動作させることも可能です。

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LeafletでCSISのジオコーダを使う


Leafletライブラリを使って開発したWeb地図に住所検索の機能を追加するために、ジオコーディングのプラグインが各種用意されています。これらのプラグインは、ユーザーが入力した住所をジオコーダと呼ばれるサーバーに渡して緯度経度を受け取ります。
プラグインによって対応するジオコーダが異なります。また、ジオコーダによって性能が異なり、高性能なジオコーダは利用登録が必要だったり費用がかかったりします。
比較的高性能でありながら無料で使えるジオコーダのひとつに、東京大学空間情報科学研究センターの「CSISシンプルジオコーディング実験」がありますが、残念なことに、対応しているLeafletプラグインがありませんでした。
そこで、 OpenStreetMapNominatim ジオコーダに対応した Leaflet Control Geocoder プラグインとCSISのジオコーダを橋渡しするプロキシサーバを作成しました。
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