SfMによる3Dモデルの作成(2)


庚申塔や月待塔のような石造物は、側面や背面にも造立年などの重要な情報が刻まれていることが多く、1枚の写真だけでは充分な情報を記録し、伝えることができません。そこで、あらゆる角度から見ることができる3Dモデルにすれば、単により多くの情報を記録するだけではなく、正面以外にも情報が刻まれているという特性の理解にも役立つと考え、石造物の3Dモデル作成を始めました。
ウィキメディア・コモンズで公開することを目標とし、ファイル形式は、3Dデータとしては現時点でコモンズにアップロードできる唯一のフォーマットであるSTL(Standard Triangulated Language)とします。
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SfMによる3Dモデルの作成


複数の写真から被写体の立体形状を復元するSfMStructure from Motion)と呼ばれる技術を容易に利用できるよう、ツール環境が揃ってきました。今回は、いずれもオープンソースのVisualSFMMeshLabを用いて、庚申塔の3Dモデルを作成してみることにします。
完成したモデルはWindows標準の3Dビューアで表示することができます。


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JavaScriptチャートライブラリ3種


月待塔 の参加型オープンデータをツイートで作成する 月待ビンゴ 参加者の活動を可視化するために、3種類のJavaScriptチャートライブラリを使用しました。
作成した可視化サイトはこちらです。
使用した3種のチャートライブラリについて簡単に紹介します。
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QGIS2と3に対応するプラグイン開発のTips



QGIS2からQGIS3へのバージョンアップに伴い、以下のような大きな変更がありました。

  • PyQt4 → PyQt5 へアップデート
  • Python 2.7 → Python 3 へアップデート

QGISプラグイン開発に使用されるPlugin Builderプラグインも、QGIS3向けにPlugin Builder 3が用意されています。
今後はQGIS3が主流になると思いますが、今のところ長期リリース版は2.18であることから、QGIS2を使い続けている現場も多いようです。
そこで、QGIS2と3の両方に対応するプラグイン開発のTipsを簡単にまとめておきます。
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