地理空間情報」カテゴリーアーカイブ

OSMを利用した人口推計


政府統計の総合窓口e-Statでは500mメッシュ人口が公開されており、横浜市の統計GISでは250mメッシュ人口が公開されています。しかし、それ以上精細なメッシュ人口のデータは一般には公開されていません。
そこで、OpenStreetMapの建物データを利用して100mメッシュの建物の総床面積を算出し、e-Statの500mメッシュ人口を床面積に応じて按分することにより、100mメッシュ人口を推計してみます。
使用するツールは、もちろんQGISです。
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QGISによるデータ分析(8)


横浜市営地下鉄グリーンラインに乗っていると、地下駅と高架駅が交互に現れる区間があり、起伏に富む地形であることに気付きます。そこで今回は、前回作成した緑区・都筑区・青葉区をカバーする平面直角座標系「JGD2000 / Japan Plane Rectangular CS IX」(EPSG:2451)のラスタレイヤを使用して、グリーンラインの中山駅から東山田駅までの区間の「高低図」を作成してみます。(※地表の標高であり、線路のある高さではありません)
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QGISによるデータ分析(7)


前回は、標高の値を持つラスタ地図を使用して横浜市北西部の緑区・都筑区・青葉区をカバーする地形図を作成しました。今回は、ラスタ地図とQGISによるデータ分析(4)で作成した人口メッシュのベクタ地図を使用して、3つの区の標高別人口を求めます。
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QGISによるデータ分析(6)


これまでの連載では、点や線、ポリゴンで地物を表す「ベクタ地図」を使用してきました。今回からは、ベクタ地図に加えて「ラスタ地図」も使用することにします。
ラスタ地図は、縦横に並ぶ小さな点の集まりで構成されています。各点は、一般的な航空写真では色の情報を持っていますが、標高の値を持つラスタ地図もあります。
今回はラスタ地図の扱いに慣れるために、横浜市北西部の緑区・都筑区・青葉区をカバーする地形図を作成し、次回以降にデータ分析したいと思います。
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FOSS4Gハンズオン資料公開のお知らせ

10月31日に東京大学柏キャンパスで開催されたFOSS4G 2014 Tokyoハンズオンにおけるセッション「QGISによるオープンデータの分析入門」の資料一式を公開しました。
ハンズオンにご参加頂いた方々、スタッフの方々に御礼申し上げます。

プレゼン資料
QGISによるオープンデータの分析入門

テキスト
QGISによるオープンデータの分析入門[実習編]
QGISによるオープンデータの分析入門[事前準備編]