地理空間情報」カテゴリーアーカイブ

QGISによるサウンドスケープの可視化

里山の豊かな自然が残る公園で収集した音声データを用いて、QGISでサウンドスケープの可視化を試みました。

音声データは地図上の赤い丸で示した61地点で1分間ずつ収集しました。各点は、属性として音圧レベル(dB)のmax、min、average、range(max-min)の値を持っており、ここではaverageの値をラベルとして表示しています。

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GPXファイルの簡易表示


GPSログのファイルであるGPXファイルは、地図上に軌跡データとして表示することが多いと思います。一方で、単にある時刻にいた場所の緯度経度を知るためにGPXファイルを利用することがあり、その場合には地図表示は不要であり、無駄に処理を重くしている感があります。
そこで、GPXファイルの日付・時刻と緯度経度だけをサクッとテキスト表示するWebアプリを作成して公開しました。処理はすべてブラウザ上で行われるため高速です。

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LeafletでCSISのジオコーダを使う


Leafletライブラリを使って開発したWeb地図に住所検索の機能を追加するために、ジオコーディングのプラグインが各種用意されています。これらのプラグインは、ユーザーが入力した住所をジオコーダと呼ばれるサーバーに渡して緯度経度を受け取ります。
プラグインによって対応するジオコーダが異なります。また、ジオコーダによって性能が異なり、高性能なジオコーダは利用登録が必要だったり費用がかかったりします。
比較的高性能でありながら無料で使えるジオコーダのひとつに、東京大学空間情報科学研究センターの「CSISシンプルジオコーディング実験」がありますが、残念なことに、対応しているLeafletプラグインがありませんでした。
そこで、 OpenStreetMapNominatim ジオコーダに対応した Leaflet Control Geocoder プラグインとCSISのジオコーダを橋渡しするプロキシサーバを作成しました。
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QGIS2と3に対応するプラグイン開発のTips


QGIS2からQGIS3へのバージョンアップに伴い、以下のような大きな変更がありました。

  • PyQt4 → PyQt5 へアップデート
  • Python 2.7 → Python 3 へアップデート

QGISプラグイン開発に使用されるPlugin Builderプラグインも、QGIS3向けにPlugin Builder 3が用意されています。
今後はQGIS3が主流になると思いますが、今のところ長期リリース版は2.18であることから、QGIS2を使い続けている現場も多いようです。
そこで、QGIS2と3の両方に対応するプラグイン開発のTipsを簡単にまとめておきます。
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QGISで測地系によるズレを実験する


地球上の同じ地点であっても、その座標を表すために用いられた測地系によって、緯度経度の値が異なる場合があります。
最近では、WGS84(世界測地系1984)が用いられることが多いですが、日本の場合、2002年4月1日に世界測地系を導入するまでは、日本測地系(旧日本測地系、Tokyo Datum)と呼ばれる測地系を用いていました。ややこしいことに、2002年に導入された測地系は日本測地系2000(JGD2000)とも呼ばれています。
そこで、

  • 世界測地系1984(WGS84)
  • 旧日本測地系(Tokyo)
  • 日本測地系2000(JGD2000)

の3種類において、どのようなズレが生じるのか、簡単なプログラムによってQGIS上で実験してみました。結果は以下のようになり、旧日本測地系(Tokyo)は大きくズレていたものの、世界測地系1984(WGS84)と日本測地系2000(JGD2000)はポイントが重なって目視ではズレを確認できませんでした。

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