QGISによるデータ分析(5)

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前回は神奈川県の3つの政令指定都市の図書館について、面積カバー率と人口カバー率を比較しました。
ブログをご覧になった方より、横浜市の青葉区では、地区センターで図書の取次ぎ(予約した横浜市立図書館の本の受取、返却)をしているとの情報を頂きました。そこで、図書の取次ぎを行なう青葉区の7施設(「駅返却ポスト」は含めず)と、二俣川駅と東戸塚駅の行政サービスコーナーを含めて、面積カバー率と人口カバー率を横浜市18区で比較してみます。

図書館または図書の取次ぎサービスを行なう施設から半径1.5Kmの地域を緑色で、その他の地域をオレンジ色で示すと以下のようになります(作業手順は前回と同様ですので省きます)。

北西にある青葉区は、明らかに緑色の領域が多くなっています。
Group Statsプラグインを使用して区毎の面積カバー率を求め、Excelでグラフ化すると以下のようになりました。

青葉区がダントツの首位です。面積の小さい西区と南区も健闘しています。旭区と戸塚区は行政サービスコーナーの恩恵を受けて上位に入っています。
人口カバー率については以下のようになります。

4位までは面積カバー率と変わらない結果となっています。
同じ市内で、区によってこれほどの格差があるとは驚きです。青葉区以外にも、図書の取次ぎサービスを行なう施設を増やして欲しいと思います。

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